婿を取らない決断

婿を取らない決断は、変な話です。婿取り女子さん100人の内、1人か2人が納得できるための話です。

婿を取らない

婿取りが無理なら、婿を取らない決断を考えてください。

両親は、婿を取る前提で、家業を切り盛りして、財産も維持しています。家の維持の一つに、婿取り娘さんへの特別待遇も、含まれています。

結婚するかしないかは自由

そもそも、21世紀の日本では、結婚するかしないかは自由です。1人でも食べていけて、1人でも人生の終点までいけます。それは、日本が本当に豊かになったからです。家族がお互いに無償で提供し合っていた、あらゆるサービスは、買うことが出来るようになりました。豊かな人ほど、好きなことして生きていけるようになったんです。

わたしたちの親が生きた20世紀の日本は、戦争と復興の世です。生き残るための戦いと、復興と経済成長には、どうしても人口の増加が必要でした。なので、全員とにかく若いうちに結婚させたんです。結婚は、ほとんど国策だったんです。

自由の代償

婿取り娘さんは、婿取りを親が望むほど、お金と勢いのある家に生まれたんですね。幼少期から今まで、その恩恵を与えてもらっています。家業がある家の跡取りが、家業を継ぐのって、当たり前のことなんです。直系の子孫が継ぐことは、みんなの第一希望です。なぜなら、一番丸く収まる可能性が高いからです。息子だったら、嫁を取ってくる。娘だったら、婿を取ってくる。それだけのことなんです。

家業に携わっているすべての人は、婿取り娘さんと婿さんが後継者になる前提で、あなたを見ています。そして、この状態は、もう本当にどうしようもなく立ちいかなくなるまで、続いていってしまいます。

最後の最後になったとき、責任って誰も取れないんですね。婿取り女子さんの人生で、取るしかないんです。