恋愛禁止
日本って、つい最近まで恋愛禁止だったんです。家や社会の調和を重んじる日本社会にとって、恋は禁断の果実でした。なぜなら恋すると、誰よりも何よりも相手を優先してしまうんです。恋に落ちた二人は、すべてを捨ててしまえるほど盲目になってしまうんです。家を維持していくためには、家は個人よりも尊重されなければいけません。
恋愛は、このルールを超越しうるんですね。恋する感情は、本来人間が持っているものですから、抑えれば爆発してしまいます。そこで、日本社会は、とても効果のある方法を見つけるんです。日本人全員が、恋愛結婚を自粛することです。周りの全員がマスクをしてると、自分も付けるんです。法的強制力を最大限まで高めなくても、周りを見て、空気を読むんです。これは、日本人の特徴です。周りの全員が好きかどうかもわからない相手と結婚生活を営んでると、自分も受け入れるんです。
恋愛解禁
２０世紀の後半から、時代が変わったんです。家は細分化されて、夫婦二人が家となれるほど、日本は豊かになりました。二人の幸せを最優先させたほうが、結果として国力が強くなることが分かったんです。じゃあ、恋した人と夫婦になりたいよね。と思い始めたのが、つい最近なんです。
恋の夜明け
２１世紀は、好きに恋することができるんです。日本はつい最近まで、結婚相手は、親が決める封建社会で、思春期の淡い恋心をそっと胸にしまって、結婚生活を営んでいたんです。それが、好きな人を選んでいいよってなったんです。これは、恋の夜明けなんです。どういうことかというと、いいなと思ったら素早く行動することです。