婿取りなどもともと存在しません

禅問答のようなタイトルになってしまいましたが、婿取りが存在するのは、婿取りというのはこういうものだと、思い込んでいるだけなんですね。

婿取りがあるおかげで、あなたはこのサイトに辿り着いたわけですから、婿取りがあるという認識は、入り口としてはありがたいのです。でも、本当に婿を取ろうと思ったら、婿取りの存在自体を、一度完全に疑うことをおすすめします。

これから書くことは、『やさしい婿の取り方』です。

婿取りって、本当はめちゃくちゃ簡単です。次の二つの指示に従えばよいです。

  • 家族に、どんなときでもやさしい言葉をかける
  • ライバルがいない環境で、結婚相手を見つける

じゃあ、「なぜ最初からそう言わないのか?」「このサイトに存在する他の記事は何なのか?」と思われるかもしれません。

しかし、はじめにそれだけ伝えても、理解できないアドバイスは理解できません。

理解できないことを理解した上で、それでも実践してもらうためには、外堀を埋めるための膨大な洗練された記事が必要です。

あなたを取り巻く迷宮、すなわちあなたが思う婿取りというのは存在しません。

婿取りがあるという親世代の意見は、善良で親切な罠であり、それらは、あなたにあたかも迷宮があるかのように見せかけます。

難しいのは婿取りそのものではなく、あなたの迷宮を消し去ることです。そもそも、迷宮はないのですから、脱出する必要すらないのです。

親の世代までは、家業って、婿取りだろうが嫁取りだろうが、問題なく継続してきたんです。それは、戦後復興と高度経済成長期とバブル経済があったからです。国全体が豊かになっていくわけですから、才覚が乏しくても、日々の勉強を怠っていたような人でも、ある一定レベルの成功者たることが出来たんですね。

国全体が豊かになり、日本はニュートラルの状態に戻りました。それはどういうことか。才覚があり、尚且つ日々勉強し、自分の思考による仮説を証明するために行動する人のみが、成功を一手に引き受ける世の中になったのです。

家業は、大なり小なり家庭に影響を及ぼします。というか、家業がある婿取り女子さんは、経営者、資産家、地元の名士としての親や祖父母を見て育ちますから、非常に冷淡で、残酷な人間社会の一面に、幼少期より触れます。

また、従業員や地域との付き合いを優先しすぎると、しわ寄せは家族関係の悪化や、家族の誰かの体調に表れたりします。

それでも尚、あなたは、周囲を照らすやさしい光となれるかどうかなんです。家族から何を言われても、あなたはやさしい言葉をかけられるかどうか。

そして、あなたが本当に行きたい場所や集まりに赴き、そこで好きな人を見つけて迅速に行動できるかどうか。

ナデミタコの妻は、なぜ婿取りに成功したのでしょうか。

すべての婿取り女子さんにも当てはまって、今すぐ改善できる要素は、言動であると思います。

ナデミタコの妻は、愚痴、悪口、泣き言を言いませんでした。例え家族同士がいがみ合っていたとしても、自分はあくまで中立を保ち、みんなに気を配り、元気を分け与えていました。

彼女は、とても気配り上手で、間に合う人間なのです。

そして、導かれるように、誰もが思いもよらない場所で婿を見つけるのです。本当に婿が見つかる環境って、ライバルは一切いません。むしろみんなは、あなたを応援、祝福してくれます。

婿取りは、存在しません。と、同時に婿取りが存在しなくなることはありません。

ないのは、婿取りという迷宮です。