本当に素晴らしい婿を取ってきたいなら、結婚したいと、誰にも言ってはいけません。この考え方は、知ってる世界の常識と、あまりにもかけ離れていると感じられるかもしれません。しかし、周囲に結婚宣言することが、結果としてあなたの婿取婚を、不可能にしているんです。
基本的に、誰にも言ってはいけません。
一番言ってはいけないのは、親、親族、友達、会社の同僚といった、あなたの周囲にいて、あなたのことを親身になって考えてくれる人たちです。
結婚したいと言うと、あなたの純粋な願いは、結婚しなくてはならないと言う、絶対に達成しなければならない、現実的なゴールに変わってしまいます。
結婚したいと言う思いは、誰かに言うと約束になってしまいます。約束を守ろうとするのは、社会で生きる人間の性質です。約束を守るためには、思いつく範囲の、現実的なゴールを目指すしかありません。
しかし、思いつく範囲の、現実的なゴールに、素晴らしい婿を取っての結婚ってないんです。
一旦この矛盾が生じてしまうと、もう手の施しようがありません。
あなたの願いは、本当に大好きな人が、婿に来てくれることであるべきなんですね。しかし、周囲の人に話した途端、あなたのゴールは、修正されてしまいます。
友達や同僚に相談することは、一見すると、良い一手なのかと思ってしまいます。誰か紹介してくれるかもしれませんし、仲を取り持ってくれるかもしれません。最低限、あなたの婚活を応援してくれることでしょう。しかし、それでも尚、絶対に言ってはいけません。なぜなら、彼らは、彼らの知ってる過去のあなたを基準にしつつ、世間の常識といった尺度も踏まえたアドバイスをしてくるからです。それらは、あなたの婿取婚にとっては、残念ながら、足を引っ張る情報になってしまうんです。そして、彼らは、好意や善意で世話を焼いてくるので、一筋縄では、いかないんです。
親切心からくるアドバイスを、彼らは、あなたにします。そして、それらを加味すると、現実的で、達成可能に見えるけど、絶対辿り着けない、実体のないゴールが、あなたの結婚のゴールになってしまいます。
本当に楽しい結婚って、素晴らしい婿が来ることが必須なんです。そして、そんなゴールって、どう辿り着いたらいいか、見当もつかないんです。
見当がつかないこと。
これこそが、正常な婿取婚への、唯一のスタートなんです。
あなたが、本当に達成したい婿取婚のゴールを設定すれば、脳は、素晴らしい機能をフル回転しだして、とっぴなアイデアをあなたに提示してきます。
それを、実行すればいいんです。
ナデミタコが、まず一人暮らししてくださいと言っているのは、親が、あなたの理想の結婚を、全力で修正しに来るのを、防ぐためです。彼らは、善意で、あなたのためを思っているので、手強いんです。
最後の最後まで、誰にも言わないことです。彼氏が出来て、彼と婚約して、婿取りの約束を取り付けて、はじめて周りには言うんです。
婿取りは、未知の海へ繰り出すわけですから、閃くことって、婿取り女子さんによって、本当に千差万別なんです。しかし、ナデミタコは、どんなに馬鹿げているように思えることでも、やってみる価値は大いにあると思います。むしろ、馬鹿げていればいるほど、誰もやってないわけですから、それこそが、最善手なんです。